【新発売】スペクテイター 51 自己啓発のひみつ

スペクテイター 51号

特集  自己啓発のひみつ

発売日 2023年3月20日

定価  本体 1,200円+税 B5変型 176頁

発行  エディトリアル・デパートメント

発売  幻冬舎

ISBN  978-4-344-95455-7 NOW ON SALE

概要
「この本を読めば、あなたの人生が変わります」
そんな甘いことばで誘い、心を惑わす、自己啓発系コンテンツ。
自分とは無縁だと思っていてもSNSやアプリを介して届けられ、いつのまにか〝自分みがき〟をさせられていたりするから、やっかいだ。
自己啓発の文化は社会にも深く浸透している。自助、教養、自己肯定感、ポジティブシンキング…。
これらの成長や改善を促す言説は、いつ、どのようにして根づいたのか? 
ルーツを辿ってみると、そのタネは明治の頃に早くも蒔かれていたことが…。
経済低成長時代に入り、よりいっそうの努力や向上が求められる社会のなかで、ひとり迷子にならないために、いま知っておきたい自己啓発のひみつ。

目次

まんが
自己啓発って何だろう?
哲学者エマソンからカーネギー『人を動かす』まで。自己啓発の文化史をストーリーまんが仕立てで
作画 関根美有  原作 赤田祐一(編集部)

インタビュー
真鍋厚「自己啓発が流行りつづける背景」 
アップルウォッチ、マインドフルネス、推しカルチャーなど、デジタル周辺の自己啓発文化を語る
取材・構成 鴇田義晴

インタビュー 
大澤絢子「日本・修養・自己啓発」
『「修養」の日本近代 自分磨きの150年をたどる』(NHK出版)をもとに「修養」と「自己啓発」の関係について聞く
取材・構成 横戸 茂

インタビュー
斎藤直子「眼ざめよ! エマソン」

『自分を変えるということ アメリカの偉大なる哲学者エマソンからの伝言』(幻冬舎)をもとに「北米の自己啓発の起源」について聞く
取材・構成 赤田祐一(編集部)

ブックレビュー
自己啓発書まとめて読んでみた
サミュエル・スマイルズ『自助論』から、堀江貴文『多動力』まで。新旧取り交ぜた啓発書30冊を解説
選書・執筆 桜井通開
イラストレーション ぱやの

論考
自己啓発のパラドックス
自己啓発がはらむ問題性の指摘と、社会全体でどう対処していけばよいか。『思考のための文章読本』(ちくま学芸文庫)著者による提言集
 花村太郎
イラストレーション 芳川ミコ


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